函館旧市街の外れ、坂の上の紅茶館「くじら亭」。<br />人の心の動きを‘匂い’で感じられる少女・彩は、同じ体質を持つ店主・怜二が営むその店で働く事に。<br />やがて紅茶の香りに誘われ、不器用だけど優しい人々が訪れて――