小説熱海殺人事件
上司には慇懃、部下には横柄なくわえ煙草伝兵衛刑事。
捜査に凄腕を見せる彼は、すこぶる評判がいい。
だが、ブス殺しの容疑者大山金太郎は、彼にとっては手強いやつだ。
なにしろ、立派な犯人になるための‘自白道’をしこまれているから。
伝兵衛も〈ブス一人殺すのに、いちいち動機なんていらねえナ!?〉と、取り調べも荒っぽい。
色気のない婦人警官のハナ子と新米刑事の留吉の助けをかりて、珍妙無類の‘醜女殺しの汚名’は晴れるのか? 著者初めての書き下ろし長編ユーモア小説。
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