夜よりほかに聴くものもなし 山田風太郎ベストコレクション
東京で五十過ぎまで刑事生活一筋に生きてきた八坂は、ある日、車が母子を轢いた現場に遭遇する。
居合わせた男の証言によって過失の事故と判明し、運転していた御曹司は無罪に近い判決を受けた。
2年後、八坂は証言者が御曹司の運転手として働いているのを知る。
その哀しき理由とは……。
(「第一話 証言」)同情すべき事情、共感できる動機。
犯罪者それぞれの背景に心揺れる八坂。
だが、それでも……。
哀愁漂う連作刑事ミステリ。
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