北海道の奥地に佇む、世間から隔離された児童施設「梟の森」。<br />そこで暮らしていた少年・宗太は、父危篤の知らせを聞き脱走を計画。<br />父の入院する函館に向けひとり歩き出した。<br />監視部隊が追い迫る中、宗太は父が託した一冊のノートを巡り、隠されてきた施設の歴史や自らの過去を知ることになる。<br />やがて函館に着いた宗太を待っていたのは、過酷な運命だった――。<br />圧倒的なスケールで展開される波瀾万丈のロードノベルファンタジー。<br />