一本の電話をうけたとたんショック状態に陥る人が、青年のまわりに続出しはじめた。<br />わけを聞いても、みんな「なんでもない」の一点ばり。<br />いったいどんな電話なのか? 好奇心をかきたてられた青年に、ついにその電話が。<br />そして……。<br />(「なんでもない」) 表題作「ごたごた気流」ほか、皮肉でユーモラスな短編11編を収録。<br />