その書店員は、なぜ涙を流していたのだろう―。<br />ときにうつむきがちになる日常から一歩ふみ出す勇気をくれる。<br />本を愛する人へ贈る、珠玉の連作短編集。<br />(単行本『赤いカンナではじまる』を再構成の上、改題)