オリンピックに参加した自身の体験を描いた「オリンポスの果実」、晩年作の「さようなら」ほか、珠玉の6篇を厳選。<br />太宰治の墓前で散った無頼派私小説家・田中英光。<br />その文学に傾倒する西村賢太が編集、解題。<br />