警視庁江戸川警察署の合同捜査本部で一人の青年が逮捕された。<br />容疑は大学時代の友人を刃物で殺害したということ。<br />だが、万全の証拠は揃っているものの自白まで持ち込めない。<br />それどころか青年は「澄んだ目」で無実を主張し続ける――。<br />不審に思った紺野巡査部長は捜査本部が省いた不審者に接触、青年の過去を調査し「澄んだ目」の正体を確かめようとしたが……。<br />旧来の捜査手法に異を唱える、警察小説の問題作登場!