ミッドウェイの空に交錯する非情の運命の糸――。<br />昭和17年、太平洋に暗い戦雲が迫りくるなか、日米二人の青年は、自ら国家の命運を担い、空の戦士となった。<br />だが二人には共に愛を寄せる美しき女性がいた……。<br />歴史の巨大な魔力に翻弄される無念の青春。<br />引き裂かれた想い。<br />「戦争」と「人間」を考える、森村文学記念碑的叙事大作。<br />