高校ではサッカーをすると心に決めていた春彦。<br />しかし入学した新設高校にはサッカー部自体がなかった。<br />あきらめきれず部の創設に奔走するが、難題が立ちはだかる。<br />そんなとき、右足にハンデを持つ不思議な生徒が現れ、コーチになりたいと春彦に告げる。<br />果たしてサッカー部として認められるのか。<br />やがて彼らは最後の夏を迎える――。<br />かけがえのない出逢いと別れ。<br />輝かしい日々と人生に立ち止まった今を描く傑作青春小説!