グランドクロス・ベイビー
「どうでもいい。
何もかんもどうでもいい。
世紀末、どうせ世界は滅びるんだ」。
アイドルの追っかけ、その資金かせぎに何気なく売春を始めた女子高生サッチは、「ショバ荒らし」をきっかけにヤクザの阿久津と出会う。
阿久津の半ば強制的なSEXに自棄的に応じていくサッチ、その体はしだいに快楽におぼれ、心は流されてゆく。
そして、サッチのあまりにも小さく脆い世界は、偶像(アイドル)が消失したとき、崩れ去った。
爛れた世紀末を暴走する衝撃のポルノグラフィ。
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