敬千宗の大本山・長穏寺に2人の若き僧侶が上山した。<br />北陸の古寺の跡取り、小平広也。<br />バンドでプロを目指すも挫折し、「安定」を求めて仏門を叩いた水原隆春。<br />対照的な二人は、厳しい修行を通じてさまざまな現実に直面する。<br />いまだ続く世襲制、先輩僧侶たちのいじめ、欲にまみれた夜遊び……。<br />やがて2人はある決意を胸に行動を起こす。<br />そして待ち受ける衝撃の結末とは。<br />生きる意味を問いかける、熱き男たちの青春パンク小説!