リストラされ、女房にも逃げられた57歳の上條。<br />さえない毎日を送っていたが、大学時代の同人誌仲間で出版社に勤める旧友から官能小説を書くことを勧められる。<br />題材を探しに隅田川沿いを散策していると、橋に佇む女がひとり。<br />肉感的な姿に惹かれ、彼女の後をついて行きながら、久しく忘れていた若い頃の熱情が呼び醒まされるのを感じる。<br />東京下町で繰り広げられる大人の恋愛模様。<br />不器用な男の仕事と恋の冒険。<br />