ラスト・ダンスは、裸足で
南の島を旅するカメラマン。
南の島から出てゆくロコ・ガール。
潮風の中で、人生のターニング・ポイントを曲がる男、そして女。
遠い海鳴りと同じように、揺れている恋がある。
遠い追憶のように、砕けてゆく愛がある。
陽射し。
ヤシの葉音。
通り雨。
出会い。
そして、長いお別れ―。
それぞれの心が、夏という風景の中で、鮮やかに一瞬の時を紡ぎだす。
人生にただ一度のSomethingを夏は、くれる。
胸にしみる一杯のマルガリータにも似た、そんな、16編の夏物語。
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