四十郎化け物始末 合本版
元は江戸屋敷勤番の侍だった月村四十郎。
この男、からすにつきまとわれているため‘からす四十郎’と綽名されている。
病気の妻を抱え、用心棒稼業で糊口をしのいでいたが、借金は増えるばかり。
易者に「死相が出ている」と言われ自棄になった彼は、礼金は高いが用心棒仲間も嫌がる化け物退治を引き受ける。
油問屋の巨大な人魂、そば屋の閻魔、医院の骸骨。
次々に依頼が舞い込むが、その正体は……。
化け物騒動の裏に見え隠れするのは、あやうい人の心の闇。
「心に闇、人が化け物――」今日も四十郎は、そう呟くのだった。
人気著者が放つ、「四十郎化け物始末」シリーズ3冊合本版!
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