戦後間もないある夏、詩人歌川一馬の招待で、山奥の豪邸に集まったさまざまな男と女たち。<br />作家、文学者、詩人、画家、劇作家、女優など、いずれ劣らぬ変人・奇人ぞろい。<br />邸内に異常な愛と憎しみが交錯するうちに血は血を呼んで、世にも恐るべき八つの殺人が生まれた。<br />〈不連続殺人事件〉―――その裏に秘められた、悪魔の意図は何か? 鬼才安吾が読者に挑む、不滅のトリック! すべての推理作家が絶賛する、日本推理小説史上最高の傑作。<br />第二回探偵作家クラブ賞受賞。<br />