凩の蝶
海外研修の留守中に妻を殺された警視庁警部の舞坂正路は、職を辞し姿見えぬ犯人への復讐を誓う。
木枯らし吹きすさぶころだった。
事件前に北海道の実家に帰省していた妻は十月十日の夜ひとりで船を出していた。
また同夜、近くをドライブ中に道警の三勢警視正が転落死していたことも判明した。
この暗合を追う舞坂は、恐るべき謀略をもくろむ巨大な組織とその陰にひそむ不吉な血筋の存在を知った。
舞坂は、ついに、夥しい死を運んだ呪われた血脈の遡及を始めるのだが――。
本格ハード・サスペンス巨編!
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