下北沢探偵公司の辰吉さんが、銀次と絵里ちゃんを従え、難解を通り越え不条理の域に達してしまった事件を追っかけて、白昼の団地へ夜の巷へ、はたまたインド、香港へ――。<br />さらには、未収録の傑作短編を三つも加えて、生きててよかった二重丸の1冊です。<br />