神への長い道
途方もない浪費と試行錯誤を繰り返している人類が行きつく先には、何があるのだろうか――? 生きることに倦み、精神のやすらぎを求めていた一組の男女が、冷凍睡眠法により永く深い眠りについた。
56世紀になって再び眠りからさめた彼らに、果たして精神のやすらぎは訪れたのか? どうにもならない精神的な袋小路に追い込まれた現代人の宇宙空間的な未来史。
表題作の他、人類を、地球を、そして宇宙を丸ごと描いた本格的なSF5編を収録した短編集。
生頼範義イラストと小松左京作品の変遷と関係性を考察した解説付き。
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