根っからの都会人だった著者が、ひとり淡路島の山村に入り、自給自足の生活をはじめた。<br />畑の野菜の育ち具合に一喜一憂する毎日が、大きな感動と安らぎ、そして得難い教訓を与えてくれる…。<br />島での生活を通じて、現代日本における食生活、教育、農政などの問題を厳しく問いかける。<br />小さな「いのち」に囲まれて生きる喜びがしみじみと伝わる、極上のエッセイ。<br />