案外芯の強い野心家の女(桐壺の更衣)、面白くもなんともない女(夕顔)、やんごとないブサイクな姫君(末摘花)、源氏物語随一の恋愛体質女(朧月夜)、自分の魅力を知りつくした賢女(空蝉)、欲張りだからこそ自己主張しない女(浮舟)──源氏物語全54帖のエッセンスを女性像から読み解く。<br />セキララで冷徹な源氏物語キャラクター論に、当時の時代背景がわかるコラムを収録。<br />誰が一番賢女だったのか? 女子目線でわかる源氏物語!