日本がカンボジアでのPKO活動に踏み出した頃、航空自衛隊千歳基地に一人の男が着任した。<br />真田二等空尉、戦闘機パイロットである。<br />彼が搭乗を命ぜられたのは、コクピットの装備がこれまでとまったく異なるF15イーグル。<br />一部の政治家、防衛産業、空自OBらによって極秘に開発されたこの機体には、夜間低高度侵攻能力と核装備能力が与えられていた……。<br />大空に憑かれた男たちの過酷な任務と運命を描く航空冒険小説。<br />