レトルト食品工場に勤める若宮は鬱屈を感じていた。<br />花火大会の夜、少女・花歩を殺めてしまう。<br />花歩は母・理絵とともに、被害者が加害者と向き合う修復的司法に携わり、犯罪被害者支援にかかわっていた。<br />13歳の娘を殺された理絵のもとに、犯人逮捕の知らせがもたらされる。<br />しかし容疑者の供述内容を知った理絵は真犯人は別にいると確信。<br />かつて理絵の教え子であった若宮は、殺人を告白しようとするが……。<br />驚愕のラスト、社会派ミステリー。<br />