継ぐのは誰か?
人類は今や絶頂期にある。
だが、「完全」ではない。
技術文明の発展速度にくらべ、人間の叡智は常にそれに追いつくことができず、ますます制御不可能になっている。
このままでは、人類の限界が必ずくる――。
「チャーリイを殺す」。
世界各地の大学で奇妙な予告があいつぎ、しかも現実のものとなっていた。
このヴァージニア大学でも、優秀な学生であるチャーリイが、研究中に高圧電流に感電してしまった。
予告通り、彼は殺されたのだ! これは、極度に巨大化・複雑化したコンピュータ社会を密かに狙う新人類の出現なのか? 文明の最先端をよりどころとし、彼らは人類にとってかわるのだろうか? 小松左京ライブラリによる詳細な解説を収録。
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