亜紀子はある日、見知らぬ女性の訪問を受けた。<br />最後の記憶は、訪問者を玄関に請じ入れたこと。<br />だが、次に気付いたとき、亜紀子は血のついた野球のバットを握り、床に倒れた‘自分自身’を見下ろしていた! 加害者の姿になって行き場を失った亜紀子は、その女性の持ち物から調べた住所へ、やむなく足を運ぶ。<br />なぜ‘私’は彼女に殺されなくてはならなかったのか?対照的な2人の女性の人生が交錯する、サスペンスミステリ。<br />