地上62階の高層ホテル壁面に、巨大な光の十字架が浮かび上がる。<br />それは、翌日・クリスマスイブのオープン控えたホテルの、華やかなセレモニーの仕掛けだった。<br />そんな最中、何者かが突き落とされたかのように落下した。<br />転落したのはホテルの総支配人。<br />彼の死は不可解な連続殺人の幕開けとなった――。<br />密室とアリバイで組み立てられた、社会派推理小説の傑作!!