終業式
かけがえのない、高校生だった日々を共に過ごした四人の男女。
テストにやきもきしたり、文化祭に全力投球したり、ほのかな恋心を抱いたり――。
卒業してからも、ときにすれ違い、行き違い、手さぐりで距離をはかりながら、お互いのことをずっと気にかけていた。
卒業から20年のあいだに交わされた、あるいは出されることのなかった手紙、葉書、FAX、メモetc.で全編を綴る。
ごく普通の人々が生きるそれぞれの切実な青春が、行間から見事に浮かび上がる姫野文学の隠れた名作。
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