虚構の空路
小田原付近を通過中のひかり号車内で、検札の車掌が若い女の死体を発見!死因は青酸中毒で、目撃者の証言から、東京駅発車寸前に降りた男の犯行との見方が強まった。
そして三か月後、こんどは都内のホテルで男の刺殺体が。
2つの事件の重大な共通点が捜査本部を緊張させた。
被害者は二人とも同じ会社の社員だったのだ。
ただちに綿密な聞き込みが行われ、その結果、ある海外旅行社の営業部長が重要容疑者として浮かび上がった。
だが彼には、両事件ともに完璧なアリバイがあった。
巧みなストーリィの展開と意表をつくトリック、著者会心の本格長編推理小説。
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