「おいしい紅茶を、飲みに行きませんか?」常連客の純也からかけられた奇妙なデートの誘い。<br />紅茶専門店に勤める夏陽にとって、それが運命の動き始めた瞬間だった。<br />記憶障害の患者を相手に、病院で作業療法に従事する純也。<br />その優しさと誠実さに惹かれ、夏陽は徐々に心を開いてゆく。<br />だが、初めて2人で出かけた軽井沢の旅行で、純也がまさしく記憶障害に冒されていることが判明した……。<br />ベストセラー純恋3部作完結篇!