氷の下の暗い顔
氷結した暗い湖面の底に沈んでいる、青みがかった灰白色の巨大な「顔」。
長さ十数キロ、幅7から8キロもある途方もない大きな「顔」だ。
どう見ても、人間の、地球人の痩せた男の顔だった。
今にも死にそうな重病人の、苦痛にみちた表情をしている。
なぜ、そんな巨大な「顔」が、それも銀河系をはるか200万光年も離れているNGC244(アンドロメダ星雲)の中の小恒星のわびしい惑星上にあるのか。
また、これほどスケールの大きい彫刻を、誰がどんな技術を駆使して作ったのだろうか。
地球上のビーヴァーに似たこの星の原住民たちも、その成因をまったく知らないという。
一惑星上にあらわれた巨大な「顔」の謎と心を感ずる木が解き明かす秘密とは? 本格SFの金字塔!
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