氷点シリーズ 合本版
辻口病院長夫人・夏枝が青年医師と逢い引きしている間に、3歳の娘ルリ子は殺害された。
「汝の敵を愛せよ」という聖書の教えと妻への復讐心から、辻口は極秘に犯人の娘・陽子を養子に迎える。
何も知らない夏枝と長男・徹に愛され、すくすくと育つ陽子。
やがて、辻口の行いに気づくことになった夏枝は、激しい憎しみと苦しさから陽子に気づかれないように冷たい仕打ちを続ける。
徹は陽子に愛情をそそぐが、思いを自制するために友人・北原に陽子を紹介する。
北原と陽子は心通わせるが、夏枝は複雑な嫉妬心から、2人に陽子の出生の秘密をぶちまけてしまう――。
人間の愛と罪と赦しに真正面から向き合う不朽の名作『氷点』と、その後の「真実」を前に苦悩する人々を描いた『続 氷点』。
愛と罪と赦しをテーマにした著者の代表作であるロングセラーを、1冊にまとめた合本版。
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