黄金の王 白銀の王
二人は仇同士であった。
二人は義兄弟であった。
そして、二人は囚われの王と統べる王であった──。
翠(すい)の国は百数十年、鳳穐(ほうしゅう)と旺廈(おうか)という二つの氏族が覇権を争い、現在は鳳穐の頭領・〓(ひづち)が治めていた。
ある日、〓は幽閉してきた旺廈の頭領・薫衣(くのえ)と対面する。
生まれた時から「敵を殺したい」という欲求を植えつけられた二人の王。
彼らが選んだのは最も困難な道、「共闘」だった。
日本ファンタジーの最高峰作品!!(〓は禾偏に魯)
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