カゼをひけば内科にかかり、ケガをすれば外科へ行く。<br />自分の命を守る上で当然の選択である。<br />同様に、死者の生前の人権を守るためには、死体所見に精通した監察医にまかせるべきである。<br />死後も名医にかからなければならない……。<br />(あとがきより) 医学博士で変死体解剖34年の経験を持つ著者が、下山国鉄総裁轢断事件から酒鬼薔薇(さかきばら)事件まで犯人と被害者しか知らない真実に迫る。<br />