結婚式を明日にひかえ、かつて恋人と過ごした激しい恋愛の日々を思い出す曜子。<br />その相手とは、従兄の俊だった。<br />自由奔放で気まぐれだが、自分の気持ちに正直な俊を愛すれば愛するほど、孤独は深まっていった。<br />傷つけあい結ばれることもなく終わってしまったこの恋が、曜子の心にもたらしたものは……。<br />哀しみと孤独のトンネルを抜けて知った、明日への希望と切ない恋の喜びを謳い上げた、極上の恋愛小説。<br />