18歳の遥香は、二人の上級生に出会う。<br />自主映画を撮る徳明、演劇部を主宰する修平。<br />二人の間でゆれながら、初恋に別れをつげて、女優へ。<br />忘れられない思いを胸に、月日は流れた。<br />そして再会、「ずっと好きだった」。<br />だが若い日という川は海へ出てもう、もどれない。<br />人生の光と影を知り、大人になった三人。<br />全編に流れる、甘く苦い青春の郷愁、大人になっても消えない恋のときめき。<br />懐かしくてドラマチック、心にしみる恋愛小説。<br />