15歳。<br />頭の中にあることといったらただ一つ、かっぽん――。<br />憧れと妄想に身を持て余す思春期の少年たちの、ひたすらな性への関心をユーモラスに描いて、もどかしい青春の痛みを鮮やかに蘇らせた表題作のほか、デビュー間もない時期に書き下ろされた奇想天外な物語など、全8編を収録。<br />作家・重松清のバラエティと軌跡が存分に味わえる、著者初のオリジナル短編集を電子化!