絶対王政下の結婚の基準は、資産の額と政治力。<br />結婚式まで会ったこともない2人の策略にあふれた婚姻生活を支えるのが、「寵姫」という制度であった。<br />夜の生活だけでなく、公式行事への参加など現代の「不倫」というイメージとはかけ離れた存在感を誇った公式寵姫、その座に必死で駆けのぼった彼女たちの流転の日々を、ふんだんなエピソードで時にエロティックに、シリアスに描いた、大好評「やんごとなき」シリーズ、第6弾!