スカートの風
自分の前にかざした鏡に、後ろからもう一つの鏡をかざして写し合うと、自分の後ろ姿が見える。
それを合わせ鏡という。
日本人と韓国人が、合わせ鏡のようにお互いの無意識の自分を見るとき、両国は、またとない写し合わせを可能にする。
接近すればするほど激しくなる両国人の摩擦、誤解を解く鍵は、ここにあるのかもしれない。
その背景を形づくる日韓の文化、社会、言葉、人間模様などを、在日経験豊かな著者が鋭い視点で綴った、好評ルポ・エッセイ「スカートの風」シリーズ、第3弾。
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