啓一郎は法子や薫との関係を続けながらも、麻美にますますひかれていった。<br />麻美は遊びでは恋愛できないと、啓一郎との関係に距離をおこうとする。<br />が、ついに麻美を沖縄旅行に連れ出すことに成功した。<br />一方、何か啓一郎の変化を感じた法子は、自分から去っていった。<br />また薫との仲も清算した。<br />本気で結婚を考え始めた啓一郎だったが、麻美からの意外な申し出を聞かされる。<br />求めるものは知か美か性か。<br />3人の女たちの間で彷徨う男の恋愛模様を描く。<br />〈下巻〉