‘タイムマシンがあったらいつに戻りたい?’という話題で盛り上がる休憩中の堂上班。<br />黙々と仕事をしている副隊長の緒形に、郁が無邪気に訊くと、緒形は手を休め、遠くを見つめるように静かに答えた――「……大学の頃、かな」。<br />未来が真っ白だった無垢な時代。<br />年をとるごとに鮮やかさを増す、愛しき日々。<br />平凡な大学生であった緒形は、なぜ本を守る図書隊員となったのか!? 過去と未来の恋模様。<br />