ひとつ屋根の下で暮らす、大学院生の隆一郎と猫又のお双。<br />しかし、隆一郎に思いを寄せる女性が現れると、お双は姿を消してしまった。<br />お双を探す隆一郎はやがて、ヤムと名乗る猫又に、一本足で立つ不思議な館へと招かれる。<br />そこにはお双と、4匹の猫又がいた。<br />お双の無事に安堵する隆一郎だったが、吹雪の山荘で過ごした翌朝、真っ白な雪原の真ん中で、倒れ伏したヤムが発見され――。<br /> 猫又ライトミステリ、これにて完結!!