旅本作家・和泉蝋庵の荷物持ちである耳彦は、ある日不思議な’青白いもの’を拾う。<br />それは人間の胎児であるエムブリヲと呼ばれるもので…。<br />迷い迷った道の先、辿りつくのは極楽の温泉かはたまたこの世の地獄か――