世界で最初の音
41歳の桜井達也は鎌倉のカフェのオーナー。
以前は違法のノミ屋と金融業を営み数億の金を手にして足を洗っていた。
ある日、上京した際、チェロのレッスン帰りの女性・衣公子がひき逃げに合う現場に遭遇。
達也がすぐさま彼女を病院に運び大事には至らなかった。
実は衣公子の父は現役大物政治家。
警察は達也を表彰しようとするが拒否され、さらに達也が関係していた暴力団員の落合が行方不明になっていることから、敏腕刑事の押田が調べはじめる。
衣公子が達也の店にお礼を言いに来た。
境遇の差を超え、ふたりは惹かれあっていく。
だが、衣公子は愛人の娘で認知もされておらず、達也にも少年時代に犯した大きな罪という秘密があった。
やがて押田の捜査は進み、落合の失踪に親友の矢田が関係している疑いも生まれてくる。
己の消せない過去、親友への思い、そして衣公子への愛。
達也は、衣公子の奏でるチェロを聴きながら究極の選択を迫られる――。
三浦友和氏、感動&絶賛!「全編に無償の心が溢れている。
これを映像で表現するのは至難の業だ。
だからこそか、挑戦したくなった」
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