娘を惨殺され、失意の底に沈むエッセイスト草薙のもとに、かつての担当編集者から連絡が入る。<br />小説を書かないか――。<br />娘の供養にと書き始めた小説『屍の王』。<br />しかし、かつて同名の作品が存在し、その著者が娘と妻を殺害し自殺していた事が明らかになる。<br />自らの過去を探す道程で明かされる恐怖とは……。<br />幻想ホラー最高峰、著者渾身の一作!