妻が習い始めた百舌鳥魔先生の芸術。<br />とにかく前例がなく、言葉では説明できないというそれは、生き物を材料とした異様なものだった。<br />妻が傾倒する異形の‘芸術’はさらに過激になってゆき……。<br />表題作ほか、初期の傑作と名高い「兆」も収録。<br />生と死の境界を鮮烈に描き出す極彩色の恐怖7編!