若槻慎二は、生命保険会社の京都支社で保険金の支払い査定に忙殺されていた。<br />ある日、顧客の家に呼び出され、期せずして子供の首吊り死体の第一発見者になってしまう。<br />ほどなく死亡保険金が請求されるが、顧客の不審な態度から他殺を確信していた若槻は、独自調査に乗り出す。<br />信じられない悪夢が待ち受けていることも知らずに……。<br />恐怖の連続、桁外れのサスペンス。<br />読者を未だ曾てない戦慄の境地へと導く衝撃のノンストップ長編。<br />第4回日本ホラー小説大賞受賞作。<br />