16歳の女子高生片桐瑞穂は風変わりな雑誌を本屋で見つけた。<br />『月刊ペンパル』――それは、文通マニアの専門誌だった。<br />気まぐれに出した瑞穂の伝言に応じてきたのは4人の男女。<br />だが、筆跡も住所も異なる彼らの手紙はどこか異常な匂いに満ちていた。<br />やがて瑞穂は、この4人がじつは同一人物であるという衝撃の事実に気がついた! 文通をやめなければ! だが、顔のない異常者は、すでに瑞穂の自宅へと……。<br />