続発する失踪事件は、その規模を急激に拡大しつつあった。<br />その謎を追う冴子は、ついに失踪前の父が南米ボリビアで書き残した手記にたどり着く。<br />その中に、冴子は世界の仕組みを解き明かす鍵を見つけるのだった。<br />恋人、霊能者、物理学者の力を借り、すべての答えに迫る冴子だったが……!? 父はなぜ、どうやって姿を消したのか!? そして人々の消失の真の意味とは!? 壮大なスケールで描く傑作サスペンス・ホラー、下巻!