互いが互いに溺れる日々を送っていた男と女。<br />だが突然、女との連絡が途絶えた。<br />シナリオライターとしての仕事にも行き詰まり、苦悩する男が路上で出会ったのは…(「青い夜の底」)。<br />死んだ水原が、今夜もまた訪ねてきた。<br />恐れる妻を説得し旧友をもてなすが…(「親友」)。<br />本書のために書き下ろされた表題作を含む全8編。<br />異界のもの、異形のものとの、どこか懐かしく甘やかな交流を綴る怪奇幻想傑作選、第2弾。<br />