破魔の霊剣・速秋津比売の剣を奪還した、陰陽師の土御門光子と、疾風ら7人の伊賀忍びたち。<br />だがその剣は妖術師・果心居士の施した蠱物におかされており、それを運ぶ光子の力をどんどん奪っていく。<br />果心居士に操られた‘虫憑き’の妖忍や、松永久秀の軍勢、魔性の天狗らの襲撃を撃退しながら、光子は果心居士を討つため信貴山城へと向かう。<br />だが霊剣に最後まで纏わりついた、とてつもなく邪悪な蠱物が、ついにその正体を現した――。<br />